ネイティブと他の学習者、どちらとスピーキング練習をすべき?
Mark Ericsson / 最終更新: 2026年10月16日
どちらも役に立ちますが、役立ち方が違います。ネイティブは本物の発音、自然な言い回し、文化的な背景を教えてくれます。他の学習者は、気楽にたくさん話し、間違え、自信をつけられる場をくれます。いちばん早く上達する人は、たいてい両方を組み合わせています。学習者仲間とはリラックスして練習し、ネイティブとは定期的に話して、少し背伸びをするのです。
新しい言語をいよいよ話してみようと思うと、この疑問はすぐに浮かんできます。このガイドでは両方を正直に比べ、何をいつ使えばよいか決められるようにします。
ネイティブと他の学習者、どちらとスピーキング練習をするのがいい?
その回の練習の目的によりますが、ほとんどの学習者は両方を組み合わせると伸びます。ネイティブは、その言語が実際にどう聞こえるかを教えてくれます。他の学習者は、より難しい会話に持ち込む前に、あれこれ試せる安全な場をくれます。どちらも「間違い」ではありません。解決する問題が違うだけで、片方としか練習しないと、簡単に得られるはずの伸びを取りこぼしてしまいます。
ネイティブと話すメリットは?
**向いているのは:**正確さ、自然な発音、実生活で通用するリスニング力を伸ばしたいとき。
自分の言語なので、ネイティブは教科書ではなかなか伝わらないリズム、イントネーション、慣用句のお手本を見せてくれます。文法のルールを説明できなくても、何かが「変に聞こえる」ことにはすぐ気づきます。
- 本物の発音。 教室向けにゆっくりにした版ではなく、人が実際に話すとおりの言語が聞けます。
- 自然な言い回し。 現地の人が本当に使う語の組み合わせ、つなぎ言葉、表現を使ってくれます。
- 文化的な背景。 ネイティブの相手なら、人がそう言う「理由」を説明してくれます。
- 実生活のリスニング。 自然な速さや音のつながりに慣れると、旅行、仕事、映画への備えになります。
その代わりにあるのがプレッシャーです。流暢な相手との会話はテンポが速く、初心者は固まってしまうこともあります。それはごく普通のことで、だからこそネイティブとの練習は、もっと気楽な練習と組み合わせるのがいちばんです。
韓国に住んでいたころ、英語を上達させたい韓国の人たちと毎週集まっていた言語交換グループは、どの教科書よりも私の韓国語を伸ばしてくれました。この話は言語交換パートナーの見つけ方のガイドで紹介しています。
他の学習者と練習するメリットは?
**向いているのは:**自信をつけたいとき、とにかく話す時間を増やしたいとき。
他の学習者は、ネイティブとの練習ではなかなか得られないものをくれます。間違えるのが当たり前で、誰にも評価されない場です。途中で止まって、言い直して、単語を調べて、一つの文を三通りに言い換えてみても、相手の時間を無駄にしている気分になりません。
- 話す量が増える。 気楽な場なので、実際にたくさん話せます。
- 苦労を分かち合える。 同じくらいのレベルの相手はあなたの苦労が分かるので、自然とゆっくり話してくれます。
- 一緒に意味をすり合わせる。 どちらかが分からないときは、伝わるまで二人で言い換えます。
- モチベーション。 学習仲間は互いに励まし合い、練習を習慣にしてくれます。
この三つ目の点には研究の裏付けがあります。1985年の研究で、エヴァンジェリン・ヴァロニス(Evangeline Varonis)とスーザン・ガス(Susan Gass)はネイティブと非ネイティブの会話を比べ、学習者同士のほうが、学習者とネイティブの会話よりも意味交渉(止まる、確認する、言い換える)を多く行うことを明らかにしました。マイケル・ロング(Michael Long)の「インタラクション仮説」によれば、こうしたやり取りこそが学習を助けます。
限界もはっきりしています。相手の学習者が自分の間違いをうつしてしまうことがあり、どちらにもネイティブの直感はありません。学習者同士の練習だけでは、伸び悩むこともあります。それでもウォームアップや自信づくりには、とても価値があります。準備として、こんなリストから最初の単語カードを作ってみましょう:英語の最頻出単語100・発音付き。
それぞれが強いのはどんな場面?
仕事が違えば道具も違う、と考えてみてください。
- 正確さと本物らしさ: ネイティブ。
- 自信と練習量: 他の学習者。
- モチベーションと習慣: あなたが実際に会い続けられる相手。
最後の点は、思われている以上に大切です。最高の練習相手とは、定期的に会える相手のこと。毎週話す学習者の友達は、月に一度しか話さないネイティブに勝ります。
初心者はネイティブと学習者、どちらと練習すべき?
**向いているのは:**話すことに緊張してしまうすべての人。
ほとんどの初心者は、まず辛抱強い相手から始めるのがおすすめです。親身になってくれる学習者でも、教えるのが好きなネイティブでもかまいません。緊張は本当に壁になります。1986年、エレイン・ホーウィッツ(Elaine Horwitz)、マイケル・ホーウィッツ(Michael Horwitz)、ジョアン・コープ(Joann Cope)は外国語不安を特有の不安として説明し、その根の一部には、他人とコミュニケーションをとることへの恐れと、評価されることへの恐れがあるとしました。最初のうちは、その言語を口に出すことに慣れ、間違いへの恐れをなくすことを優先しましょう。
レベルが上がってきたら、ネイティブとの練習を増やして発音を磨き、自然に話せるようにします。「準備ができた」と感じるまで待つ必要はありません。時間をかけて、少しずつ配分を変えていけばいいのです。
スピーキングはどのくらいの頻度で練習すべき?
長時間のマラソン練習より、続けることのほうが大切です。週に数回の短い会話のほうが、二週間に一度のぐったりする二時間の練習より、ずっと遠くまで連れていってくれます。話すことは記憶だけでなく口と耳の技能でもあり、頻繁に使ってはじめて自然に出てくるようになるからです。
相手を組み合わせると、一定のリズムを保ちやすくなります。週の半ばには学習者の友達と気楽におしゃべりし、週末にはネイティブと集中して練習する。選択肢が多いほど、言い訳は減ります。

ネイティブと他の学習者をどう組み合わせる?
**向いているのは:**シンプルな毎週の練習ルーティンがほしい人。
どちらか一方に決めてしまうのではなく、意識して交互に使いましょう。
- 学習者とウォームアップ。 間違えても何も失わない場で、新しい単語や文型を試します。
- ネイティブと腕試し。 練習したことを本物の会話で使ってみます。
- 訂正を持ち帰る。 ネイティブに直されたところを、次の学習者との練習で磨きます。
- 新しい単語を保存する。 新しい単語やフレーズはすべて単語カードにして、忘れないようにします。
Lingocardなら、この組み合わせが簡単です。無料のスピーキング練習では、言語、レベル、共通の興味でマッチングされたネイティブと学習者仲間の両方が見つかり、電話番号を教えなくてもテキストチャットやビデオチャットで話せます。新しい単語が出てきたら、無料の単語帳アプリに保存しましょう。先にもっとコツを知りたいなら、練習相手のネイティブスピーカーを見つける方法のガイドが最初の会話までを案内します。
結局、ネイティブと他の学習者、どちらがいい?
両方を、ちょうどよい割合で。ネイティブは正確さ、発音、文化への理解を磨いてくれます。他の学習者は、自信を育てる安全でたっぷりの練習をくれます。意識して組み合わせましょう。
- 短い練習をこまめに行う。
- ウォームアップと自信づくりには学習者を。
- 背伸びしたいときはネイティブを。
- 覚えた新しい単語は残しておく。
オンラインで英語を学びたい人も、他の言語を学びたい人も、Lingocardのプラットフォームなら両方のタイプの相手が見つかります。
よくある質問
多くの学習者には両方の組み合わせがいちばんです。ネイティブは本物の発音、自然な言い回し、文化的な背景を教えてくれます。他の学習者は、気楽にたくさん話し、間違え、自信をつけられる場をくれます。
あります。学習者同士だとプレッシャーが小さいので、たくさん話せます。ヴァロニスとガスの研究(1985年)では、学習者同士のほうが、学習者とネイティブよりも意味交渉を多く行うことが分かりました。間違いが定着しないよう、ネイティブとの練習も定期的に加えましょう。
言語交換に参加しましょう。あなたがネイティブの相手にあなたの言語を教え、相手があなたに自分の言語を教えます。Lingocardの無料スピーキング練習なら、言語、レベル、興味でマッチングされたネイティブや学習者仲間が見つかり、テキストチャットやビデオチャットで話せます。
二週間に一度の長い練習より、週に数回の短い会話のほうが効果的です。話す力は頻繁に使ってはじめて自然に出てくるようになるので、何か月も続けられるリズムを選びましょう。
まずは他の学習者や教えるのが好きなネイティブなど、間違えて当たり前と思ってくれる辛抱強い相手から始めましょう。短い練習をこまめに重ねると自信がつき、レベルが上がるにつれてネイティブとの練習を増やしていけます。
